こんにちは、ponです。
先日『柳生忍法帖』の感想を書きました。
今回はショー『モアー・ダンディズム!』についての感想です。
ザックリの感想となります。
また、曖昧な記憶を辿って書いているので順序や内容が多少異なることがあるかもしれません。
その他諸々ご承知おきください。
モアー・ダンディズム
今作品は、1995年花組・真矢みきさん主演の『ダンディズム!』、
2006年星組・湖月わたるさん主演の『ネオ・ダンディズム!』に続く第三弾です。
初演の真矢さん時代の作品はビデオで見たような気がします。
真矢さんのあのとっても濃ゆい雰囲気が印象に残っています。笑
湖月さん時代の作品は全く知りません。
なので、今回の作品のどのシーンが前作・前々作と同じなのかなどは正直わかりません。
ですが、今回のプロローグを見た瞬間、初演のプロローグの記憶が蘇りました。
黄色・緑・青・オレンジの四色のお衣装を纏った組子たちが並んで登場。
トップスターのこっちゃん(礼真琴)は、かっこよくリフトで上から登場。
こっちゃんは「赤」
なこちゃん(舞空瞳)は「ピンク」
瀬央さんは「青」
御三方イメージ通りでした。
なこちゃんは少し前まで、歌が少々苦手なイメージでしたが、高音もしっかり声量を伴って出ていたと思います。
ロミジュリの時にいっぱい努力しはったのかしら。生徒さんの成長と努力ってホント尊敬するし感動します。
個人的に欲を言えば、瀬央さんが黒髪オールバックで青のスーツだったらもう完璧でした。
ただ、私が黒髪オールバックの瀬央さんが好きなだけです。
シンプルなんだけど、かっこいいプロローグでした。
幻想的だけど激しい
プロローグの次の次ぐらいのシーン。
下手でなこちゃんのソロダンスから始まります。
そして後ろからこっちゃん登場。
お衣装も緑っぽい色味をベースに柔らかな印象のものなのですが、ストーリー性があり激しいダンスもあるので不思議なシーンです。
でも、個人的にすごく好きなシーン。
最後は舞台中央の階段上でこっちゃんが倒れるのですが、暗転後ホントすぐ上手にこっちゃん登場。
えっ!瞬間移動すぎて頭ついていかん。。。
こっちゃんどうやって移動したのでしょう。
キャリオカ
昔、ベルリン公演の映像で見ました。
その時は紫吹淳さんと舞風りらさんでした。舞風りらさん好きだったなぁ。
男役さんは黒燕尾。
娘役さんは主に淡いピンクのドレス。
はるこさん(音波みのり)さんと、くらっち(有沙瞳)は、水色っぽいドレスだったと思います。
お衣装自体はとってもシンプル。
でも、娘役さんの淡い配色のドレスに、男役さんの黒燕尾が加わってすごく豪華に見えるとっても素敵なシーンです。
個人的に注目していただきたいのは、娘役さんのスカート捌き。
割と激しい振り付けの部分もありますが、その中でも上品さを保つことができる方が輝くシーンかな、と思います。
その点、なこちゃんは本当に上手い。
脚が長い分、ドレスも相当重いはずなのですが導線が綺麗なのか、スカートの動きがいつも本当に美しい。
そして、はるこさんも上半身、特に肩の動きに品があり大人の女性らしい華やかな色気を感じました。
バサバサやればいいってもんじゃない!ってことが、すごくわかるシーンです。
ハードボイルド
真矢さんの歌で覚えています。
そう考えると、真矢さんの歌声ってすごいですね。
何十年経っても、パッと蘇るほど印象的な声。
こっちゃんをはじめ、男役さんはストライプのスーツでキメキメ。
曲調もとっても上がる感じ。かっこいいシーンでした。
最初にスポットライト下センターでタンゴ踊っていたお二人はどなたでしょう。
2階席は、ハットを深く被ったシーンはお顔が見えないのが難点ですね。
ラ・パッション
瀬央さんソロで銀橋を渡りながら「ラ・パッション」を披露。
この曲大好き!!
前奏聞いただけでテンション上がります。
勢いのある曲調と、元気にきらっきらの笑顔で歌う瀬央さんが相まってとっても元気が出るシーンでした。
やっぱ瀬央さんいいなぁ。
パレード
エトワールはくらっち。
エトワールは、こういう本当に歌える人を起用してほしいと切に願っています。
今回のパレードは、いつものパレードより曲調が落ち着いていて、少々暗いと感じる方もいるかも。
お衣装は白で、シャンシャンが薔薇の花束みたいでした。
生徒さんのビジュアルと曲調が合っていない気がして、なんだかちょっとモヤモヤしました。笑
まとめ
岡田敬二さんっぽいショーだなって思いました。
そして、昔の宝塚って繰り返し同じ歌詞を使う歌が多かったんだなって思いました。
プロローグだけで、何回ザ・ダンディって言うねんってぐらい。笑
ラ・パッションも繰り返しが多い気がします。
でも、めっちゃ記憶に残るし、思わず口ずさんでしまうし。
しかも、なんかそれが不思議と単調に聞こえないのが素晴らしい。
最近のショーの中ではスピード感に欠ける作品だったかもしれませんが、たまにはこんな古き良き時代の宝塚を思い出すような作品もいいのではないでしょうか。
ただ、個人的には歌って踊りまくれる今の星組トップコンビには少々もったいない気もしました。笑
次回は、こっちゃんとなこちゃんのパワフルかつキレッキレのショーに期待したいと思います。
ではっ!!
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