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花總まりという女帝について改めて知ってほしい

OG

みなさま、こんにちは。ponです。

宝塚ファンなら知らない人はいないでしょう。”女帝”と呼ばれた花總まりさん。

彼女が星組の時から見ているのですが、私は彼女が大好きです。

そんな彼女のコンサートのチケット発売日が迫ってきました。チケットは10月26日10時から発売です。

ということで、今回は花總まりさんについて書きます。

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花總まり プロフィール

なまえ花總 まり (Hanahusa Mari)
愛称はなちゃん
出身地東京都
身長163cm
血液型O型
初舞台1991年4月 『ベルサイユのばら ーオスカル編ー』 (77期)
退団公演2006年7月2日 『NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-』
所属事務所ブルーミングエージェンシー

最近だと、はなちゃんといえば花組の華優希さんになるのでしょう。

しかし、私の中ではまだまだはなちゃん=花總まりです。

花總まりコンサート開催決定

2020年1月~3月にかけて、はなちゃんのコンサートが決定しました。

プレミアムシンフォニックコンサート
~花總まり・愛に生きた女王を綴る~
●2020年1月17日(金)
Bunkamuraオーチャードホール
●2020年2月23日(日)
NHK大阪ホール
●2020年3月1日(日)
愛知県芸術劇場大ホール

彼女がこれまでに演じた女王の物語を、歌・語り・オーケストラの演奏で紡ぐコンサートだそう。『エリザベート』『マリーアントワネット』からの楽曲も披露されるそうです。

どのようなコンサートになるのか楽しみです。

チケットは10月26日の10時から発売です。

…とはいえ、私ははなちゃんのお芝居の方が好きですw

では、私が思う彼女の魅力について解説していきます。

ミーミルという衝撃

私がはなちゃんを初めてみたのは、1992年星組公演『白夜伝説』です。この公演はしめさん(紫苑ゆう)とあやかさん(白城あやか)のトップコンビお披露目公演でした。

はなちゃんは、ミーミルという目の見えない少女役でした。この時の衝撃っ!!

か、か、かわいいーーーー!!!

本当に妖精さんでした。顔が小さくて、足が細くて長くてまっすぐで。なんてかわいい娘役さんなんだっ!と本当に衝撃を受けました。ミーミルという役は、彼女に適役だったと思います。

肩にピクシーという妖精(?)を乗せているのが本当にかわいかったんです。因みにピクシーの声はたきちゃん(出雲綾)。こちらもぴったりw

当時は、私の大好きなまりこさん(麻路さき)と星組でトップコンビになるのかな~なんて淡い期待を抱いていました。

女帝と呼ばれる所以

その後、星組から雪組に組替えし、一路真輝さんの相手役として1994年雪組トップ娘役に就任。一路真輝さん、高嶺ふぶきさん、轟悠さんの相手役を務められます。

そして、1998年に創設メンバーとして宙組に組替えし、宙組トップ娘役に就任。姿月あさとさん、和央ようかさんの相手役を務められます。

男役トップスター5名の相手役をし、トップスターを12年3ヶ月もの間務められました。男役を含め12年間もトップに君臨されたのは彼女だけです。これはすごすぎです。やろうと思って出来るものでもないです。

しかも、私の記憶が正しければ彼女は休演歴がありません

ただでさえ、トップを務めるのは厳しいことだと思います。トップになったらだいたい皆さんガリガリに痩せていきますもんね。怪我をしたり、体調を崩すこともあり得ます。

しかし、彼女は穴をあけることなく華やかな舞台を提供してくれたのです。

ここに”女帝”と言われる所以があるのではないでしょうか。

ドレスの着こなしが素晴らしい

私ははなちゃんのドレスの着こなしが大好きです。本当によく似合ってらっしゃる。

とにかくはなちゃんはスタイルがいい。舞台映えするスタイルだと思います。

『エリザベート』をはじめ、ショーでも豪華で素敵なお衣装が多いイメージがあります。

あんなに布いっぱい使ってたらきっと重いだろうな~と子供の頃思っていましたw

しかし、そんなすごい衣装でも、”衣装に着られる”ということがないのです。

スタイルがいいのはもちろんですが、その所作にも気品を感じられます。彼女のドレスさばきは本当に美しい。

美しいドレスを美しく着る。意外とこれが出来ていない宝塚の娘役さんが多いのも事実です。

たまに、ドレスの輪っかが歩く度にプカプカして足元が見えてしまっている娘役さんがいらっしゃいます。髪型やアクセサリー、お化粧が不釣り合いの方もいらっしゃいます。

どんなに豪華で華やかなお衣装を充ててもらっても、衣装に着られたら私はアウトだと思っています。コスプレにしか見えない方とかいますよね。あれ本当に残念です…

宝塚の娘役らしさ

今の宝塚の娘役さんってかわいい人もキレイな人も増えましたよね。でも”華”と”上品さ”を兼ね備えている方はほんの一握りなのではないでしょうか。

私は、はなちゃんには華があると思います。彼女が舞台に立てば場が華やかになりますし、初見でも彼女がトップだとわかるぐらい周りとは違うオーラがあります。

ドレスを着て舞台に立っている彼女の、女性として芯が通っているような凛とした姿は本当に美しいと思います。

そんな彼女は舞台では上品な役がぴったりですが、普段はふにゃふにゃですwそれがまたかわいい。

いつまでも、無邪気で可愛らしい雰囲気もありつつ、上品さも兼ね備えた彼女は本当に女性としても尊敬します。

そして、もう一つ尊敬する点は、相手役の男役さんをしっかりたてる、控えめな姿勢も素晴らしいと思います。以前何かで、相手役の方を”好き”ではなく”お慕いしている”とおっしゃっていました。

好きより尊敬・尊重の意が感じられました。

若いうちからトップに就任し、ご自身も相当な努力をされたはずなのに、それを鼻にかけず、そっと寄り添う感じ。12年もの間トップをしていると傲慢になってもおかしくないのに、退団までずっとその姿勢を保っていらしたのが本当に尊敬します。

彼女の持って生まれた華と上品さが宝塚の娘役としての鏡ではないでしょうか。

そんな彼女の可愛らしさと上品さを感じられる『マリーアントワネット』の動画をどうぞ↓

代表作のエリザベート

はなちゃんの代表作といえば『エリザベート』です。

『エリザベート』という作品は、娘役さんがこぞって自分の退団公演に持ってきたがりがちな印象があります。

しかし、このエリザベートという役は本当に難しい役だと思います。

「~さんの、エリザベートが一番似合っていた」とか「~ちゃんのエリザベートが一番かわいい」とかそんな薄いものではないんです。

『エリザベート』という作品は、一人の女性の激動の生涯を、一人の女優が3時間で演じ切るという濃密な内容なのです。

少女シシィ→エリザベート皇后→晩年のエリザベート

大きく分けて、この3時代をどのように演じ分けるかが女優の腕の見せ所です。

はなちゃんは、シシィの無邪気で活発な少女の雰囲気がちゃんと出ていました。

エリザベート皇后は、とにかく美しかったです。特に鏡の間のシーンは息を呑むほどの美しさでした。立ち居振る舞いも、落ち着いていて高貴な雰囲気が出ています。

そして晩年のエリザベートでは、苦労してきたことが表情から読み取れるような眼差し・声のトーン。無邪気だった少女が、様々な経験を積んで晩年には苦労した表情になっている、という時代の流れを感じることができます。

はなちゃんは確か研6ぐらいでエリザベートを演じていたかと思いますが、この3時代をはなちゃんは本当に上手く演じてらっしゃったと思います。シシィを見てから晩年のエリザベートを演じているときのはなちゃんの表情の変化を見ていただきたいです。

東宝バージョンですが、はなちゃんのエリザベートです↓

まとめ

ここまで書いといてなんですが、はなちゃんはずば抜けて歌が上手い、ダンスが上手い、お芝居が上手い、ってことは正直ないかなって思います。

ただ、彼女には舞台で1番美しく輝く魅力がずば抜けてあると思います。

そして”魅せる”ということがすごく上手です。

だからこそ、宝塚を退団されて、ブランクがあったにも関わらずしっかり動員数を稼いでいます。チケットが取れないこと、取れないこと。彼女の舞台を見たいという方がたくさんいるということです。

今回はコンサートですが、またミュージカルなど舞台があれば見たいと思っています。

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