みなさま、こんにちは。ponです。
今から10年前の2009年11月14日、元花組トップスターの大浦みずきさんが肺がんのため永眠されました。
”すごいトップスター”とか”ダンスが上手”とかの次元ではなく、かなりの別格・別次元の、本物のスターさんでした。
”ダンスの花組”と言われた時代を率いたカリスマ。
今回はそんな尊敬してもしきれないぐらいのダンサー、大浦みずきさんについて書きます。
大浦みずき プロフィール
なまえ | 大浦みずき (Oura Mizuki) |
愛称 | なつめ、ナーちゃん |
身長 | 168cm |
初舞台 | 1974年 (60期) 宝塚歌劇60周年記念 星組・花組合同公演『虞美人』 |
トップ就任 | 1988年 花組公演『キス・ミー・ケイト』 |
退団 | 1991年 花組公演『ヴェネチアの紋章』『ジャンクション24』 |
元々身体が弱かった一面も
ナツメさんが退団されてだいぶ経ってから「夢・宝塚」という本を読みました。著者はナツメさんです。
そこに、入団前から心臓に疾患を抱えていたことが書かれていました。私は全く知らなかったので、とても衝撃を受けました。
過激な運動は避けるべきと診断されていたそうです。
また、花組2番手時代の1987年に膝の半月板を損傷し手術されました。それにより長期休演を余儀なくされたそうです。
その為、復帰後は人一倍体のケアには気を付けていたそうです。
私はそのことを大人になってから知ったのですが、改めてナツメさんの舞台をみると本当に感動します。
例え、心臓に疾患を抱えていなくても、膝に怪我をしていなくても、あのレベルの舞台を務めるのは難しいことだと思います。
モダンな雰囲気のスター
ナツメさんは、そのダンスの優雅さと燕尾姿のかっこよさから”宝塚のフレッド・アステア”と呼ばれていました。
他のスターさんとはちょっと違うオシャレでかっこいい独特の雰囲気がありましたよね。本当にスターさんでした。
ダンスだけでなく、私はナツメさんの歌も結構好きです。
独特な低音のハスキーボイスで、ジャズなんかを歌うと本当にかっこいいんです。
なんか全部オシャレなんですよねw
『ザ・フラッシュ!』Dancing to Benny Goodmanは絶対見てほしい
これは本当に素晴らしいシーンです。鳥肌が立ちます。
約6分間、ダンスのみのハードなシーンです。
振付は、リンダ・ヘーバーマンさん。
今までの宝塚の振付とは全くちがうジャズダンスです。
その中心でバシバシオーラを出しながら組子を引き連れて踊っているなつめさんがかなりかっこいいんです。
衣装は全員スーツにハットというシンプルなもの。ナツメさんだけ白で他の組子さんは黒です。
娘役さんもパンツスーツっていうところもかっこいいですよね。
そして、セットもバックだけでステージ上には何もありません。
こんなにもシンプルな構成なのにモダンでとってもオシャレでした。
ナツメさんのダンスは本当にしなやかで美しい。そして表情も踊っているようで見てて楽しい!!
シルエットから始まり、組子さんが入れ替わり立ち替わり出てきてステージ上を端から端まで滑るように踊られます。
フォーメンションがどんどん変化するのも楽しいし見ごたえがあります。
私は子供の頃、ビデオでこのシーンを母に怒られるぐらい繰り返しみましたw
何度見ても本当に素晴らしいシーンだと思います。
まとめ
もう亡くなられてから10年も経つなんて信じられないぐらい、ナツメさんのカリスマ性は色褪せません。
あの時代に、あの雰囲気、あのパフォーマンス。
タカラジェンヌの方もナツメさんが憧れのスターと答える方もまだまだいらっしゃいます。
ひとこさん(永久輝せあ)も、カフェブレイクで憧れている人は大浦みずきさんと答えていました。
今見ても古さを感じない数々のダンスシーンは是非是非見ていただきたいです。
私も昔の映像を引っ張り出してきて、ドキドキしながら改めて見ようと思います。
コメント
こんにちは。私はアラフォーで、ここ最近 自分の身の上に不幸な事件続きなのですが、なつめさんの動画を見て 日々生きる勇気をもらっています。あのしなやかなダンス、響き渡る歌声、、もし宝塚がなかったら、なつめさんがいなかったら、今の私はどうなっていたことか。あんなに高く足を上げられたら、と柔軟体操も始めました。
これからも、伝説のなつめさんのファンであり続けます。
こんにちは。コメントありがとうございます。
なつめさんのダンスは力強くて、見ていて感動も元気ももらえますよね。しらたき様も柔軟体操始めるなど前向きに取り組まれているのは素晴らしいことだと思います。
しらたき様にプラスのことがたくさん訪れますように!