こんにちは、ponです。
産経新聞さんから「上田久美子さんが３月末で退団」という記事が出ていました。
率直な感想は『本当に残念！と言うか寂しい！』
私は、これまで特段大好きな演出家の先生っていませんでした。
強いて言うなら、小池先生は大きな作品を上手くまとめているな、とかぐらい。
でも上田先生は違いました。
作品が上手くまとまっているのはもちろんなのですが、配役も演者に合っていると思いますし、お話の流れも無理くり感がないんです。
作品が美しい！
トップ退団公演作品も担当
よく「トップさんの退団公演ってイマイチ」って感じることがあります。
皆さんはどう感じておられるかわかりませんが、私は昔から結構感じていました。
力や想いを込めすぎるのか、なんかあんまりだなって思うことが正直これまでとても多かった気がします。
それを覆したのが上田久美子先生。
私の大大大好きな望海風斗さん、真彩希帆さんの退団公演『ｆｆｆ』。
この作品も上田先生です。
正直、その前の『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』があまりにもよかっただけに、退団作品がどうなるのか、これまでの「退団作品=イマイチ」という私の中での定説もあったので少々ハラハラしていました。
しかしそこはさすが上田先生。望海さんだからこそ成り立つお話。真彩さんだから出せる雰囲気。
そして退団作品らしい、組子との絡みも織り交ぜられたとても素敵な作品に仕上がっていました。
もうひとつ、私の中で刺さった作品が、珠城りょうさんの退団公演『桜嵐記』。
正直、珠城さんにそこまで思い入れがあったわけではないのですが、退団公演だし観劇しました。
感想は、、、感動っ！
お話自体少々難しい部分もあるのですが、そこは冒頭に光月るうさんがわかりやすく説明してくれて、スッと頭に入ってきます。
こういうところが上田先生は上手い。
作品作りが一本調子にならないというか。
そして、作品の雰囲気が本当に美しい。
「珠城さんの宝塚最後の作品だったけど最後に珠城さんが好きになれた」
そんな、私にとって思い出のある作品となりました。
まとめ
上田先生は、宝塚にたくさんの本当に素晴らしい作品を残してくださいました。
上記に述べた作品以外にも『月雲の皇子』『星逢一夜』など本当に素晴らしい作品が多くあると思います。
それだけに今回の退団は正直寂しいです。
今後はフリーの演出家として活動するほか、舞台表現を学ぶため欧州留学も予定しているとのこと。
また宝塚歌劇で上田久美子先生の作品が見られることを期待しつつ、先生の今後の成功を祈っています。
ではっ！
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